登録品種データベースより(http://www.hinsyu.maff.go.jp/ )
■でわかおり【デワカオリ】(食用作物)
※登録写真はありません
登録番号:第7500号
登録年月日:1999年 11月 25日
農林水産植物の種類:そば
登録品種の名称及びその読み:でわかおり(よみ:デワカオリ)
品種登録の有効期限:20 年
品種登録者の名称:山形県
品種登録者の住所:山形県山形市松波2丁目8番1号
登録品種の育成をした者の氏名:原田康信、佐野智義、村山徹、仲野英秋、佐藤昌宏、加藤栄美■登録品種の植物体の特性の概要
この品種は,「最上早生」の種子にコルヒチン処理をしたものの中から育成された固定品種であり,子実千粒重は極重で成熟期は中生の品種である。草丈及び主茎長は中,主茎節数は少,茎の太さは中,肉厚はやや薄,色は淡紅である。分枝数はやや少,草型は直立短枝型である。葉の形は中,大きさは小,色は淡,花色は白,登熟中の果皮色は白~淡緑,粒型は3稜型,粒の長さはやや長,幅はやや広,長幅比は小である。果皮色は濃褐,1株稔実粒数は中,子実千粒重は極重,1株花房数は少である。開花始,開花期は早,成熟期は中,生態型は秋型に近い中間型である。「最上早生」と比較して,子実千粒重が重いこと等で,「階上早生」と比較して,草丈が長いこと,果皮色が濃褐であること,子実千粒重が重いこと,成熟期が晩いこと等で区別性が認められる。■登録品種の育成の経過の概要
この品種は,昭和63年に山形県立農業試験場(山形県山形市)において,「最上早生」の種子をコルヒチン処理し,その実生の中から2倍体で大粒の系統を選抜して育成された固定品種であり,平成5年より生産力検定試験,特性検定試験を行い,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「山形そば4号」であった。